生成AIとBPaaSで採用関連文書の作成と分析を8割自動化!

AI・テクノロジー・DX

Hmcommが新ソリューションとして発表

AI音声処理技術を基盤とした技術開発とサービス提供を手がけるHmcomm株式会社(以下、Hmcomm)は10日、大規模言語モデル(LLM)を活用した採用BPaaS(Business Process as a Service)型ソリューションの提供を開始したことを発表した。

プロンプトを生成するメタプロンプトの生成を行う「メタメタプロンプト」とAIエージェント基盤を活用し、採用関連の文書作成業務と分析業務の約80%を自動化することに成功しており、再現可能な採用DXモデルとして広く提供していくとする。

この技術では、AIへの指示(プロンプト)をメタ認知に基づきコントロールするメタプロンプトの自動生成を行う多層構造により、専門知識なしで高度なAI活用を可能にしている。

さらに実行結果から継続的に学習させ、最適化を図っていく「帰納的メタプロンプティング」で使うほどに業務精度が向上する自己改善型システムの構築も成し遂げた。これらにより、従来の採用代行サービスや採用コンサルティングとは一線を画す次世代採用支援ソリューションとして仕立てたという。

帰納的メタプロンプティング

リソースの限られる中小企業などにおすすめ

Hmcommによると、プロジェクト担当者1人による3カ月間の自社実証実験で、採用関連文書の作成業務がAI支援によって80%削減されたほか、採用活動の効果分析業務も85%削減でき、ブランディング記事の作成時間は12時間から3時間に縮減、75%削減できたという。自社採用LPの作成も12ページを1カ月でローンチできている。

採用専任者を配置することが困難な中小企業などでも高い再現性が見込まれ、採用業務・人材獲得を効率良く効果的に実施できるソリューションになると期待された。

開発に当たっては、HR領域に高い専門性を有するDXコンサルタントがPoCを実施、独自のスキームを作り上げている。また、Hmcommの基幹技術である音声認識AIと組み合わせることで、AIエージェントによる面談自動化など、さらに効率良く、また競合が模倣困難な統合ソリューションのかたちでも提供できるとする。

自社実運用により蓄積した採用ナレッジとベストプラクティスを標準パッケージ化した点もポイントで、中小企業をはじめとする企業の採用DXニーズに応えるとした。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

Hmcomm株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000033941.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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