データへのアクセス権限によって好奇心と成果が変化
AI搭載のデータ活用プラットフォーム「Domo」を展開するドーモ株式会社(以下、ドーモ)は2026年1月28日、ビジネスパーソンを対象とした「好奇心とデータ裁量権に関する実態調査」を実施し、その結果を公開した。
DX推進では人の意識改革こそが重要であり、ドーモでは、自律的に成果を出すための鍵は社員の「データ裁量権(データへのアクセス権限)」にあるのではないかと仮説を立てた。
それをもとに行われた調査で、2025年10月21日~10月22日の期間、従業員1,000人以上の会社に勤務し、月1回以上データの確認・分析を行っている20~50代のビジネスパーソン500人を対象にしている。
対象者に、必要なデータへ自由にアクセスし分析や活用が行える「データ裁量権」を有しているかどうか尋ねたところ、「必要なデータに自由にアクセスできる」が29.2%、「申請や承認は必要だが大抵のデータにアクセスできる」が34.6%。
「データ裁量権はない」とした人が42.5%だった。全体の63.8%は、一定のデータ裁量権を持っている。
データ裁量権を持つ社員の場合では、業務に対し高い好奇心を持っている人が81.5%にのぼったが、データ裁量権がない人では42.5%にとどまり、39.0ポイントもの差がひらく結果となった。
データアクセスと活用の自由度が社員の知的好奇心を刺激し、創造的な問題解決や自発的学習行動を促すものとなっていると考えられた。
続いて好奇心が高い社員とそうでない社員とを比較し、業務への積極性や改善提案の頻度に違いがあるかを調べた。すると、好奇心が高い社員は、業務への積極度が69.1%と高く、好奇心が低い社員の24.5%に比べ、44.6ポイントもの違いがあった。
また年2回以上の改善提案頻度も、好奇心が高い社員で79.8%が該当したのに対し、低い社員では37.4%と42.4ポイントの差が見られた。好奇心の有無がイノベーションや改善活動の原動力になることを示唆している。
さらに好奇心が高い社員でデータ裁量権も有している場合、職務満足度が81.5%と高い記録になった。反対に裁量権がない場合では39.0%と低く、データ裁量権の欠如がやる気を持った優秀な人材の不満や流出リスクに関連していることが示唆される。

データ裁量権なしの環境では優秀層の転職意向が2.7倍に増大
高い好奇心を持った主体的人材は貴重な戦力となるが、データ裁量権のない環境では能力を十分に発揮できず、転職を検討する傾向が強まる可能性がある。
実際にドーモの今回の調査でも、データ裁量権ありの場合、転職意向が11.9%であるのに対し、データ裁量権なしでは、転職意向が32.5%と2.7倍になった。
生成AIの業務活用との関係性も検討された。生成AIを週1回以上利用する人では、81.3%が業務に高い好奇心を持つのに対し、生成AI未利用の層では、好奇心の高い層が34.3%と低くなった。実に47ポイントの差がある。
企業文化についても、好奇心の高い社員の91.5%が「好奇心を育てる文化が豊か」であると回答した一方、好奇心が低い社員では37.9%と低い値になった。
好奇心の有無は最新技術の習得意欲や企業文化の形成などにも深く関わっていると考えられた。
(画像はプレスリリースより)
(調査内容:ドーモ株式会社調べ)
▼外部リンク
ドーモ株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000026007.html
