気軽に話せるカジュアル面談が相互理解の肝
株式会社学情(以下、学情)は17日、現在の20代の仕事観や働く意識を紐解くべく、20代転職希望者を対象とする「カジュアル面談」についてのインターネットアンケート調査を実施し、その結果を公開した。
調査期間は2025年8月2日~8月18日、20代専門の転職サイト「Re就活」のサイト来訪者を対象に行い、303件の有効回答を得ている。
終身雇用制度が崩れつつある今、働き手による主体的なキャリア形成への関心がこれまでになく高まってきている。転職を通じ、キャリア形成を進めようという求職者も増えている中、自身の描くキャリアの方向性と企業・求人の方向性が合致しているか、リアルな情報に対する需要も大いに高まっているとされる。
そうした中、「カジュアル面談」と呼ばれる、企業と候補者が正式な選考前に、互いの理解を深めることを目的に、よりリラックスした雰囲気の中、自然なかたちで会話を深めていく機会を設けることが、ミスマッチの防止の観点から企業・求職者の双方に支持されるようになってきている。
今回、学情は20代の若い転職希望者らが、この「カジュアル面談」をどう捉えているか調査した。
まず、カジュアル面談経験者に対し、参加によって志望強度が上がったり企業理解が進んだりしたかを尋ねた。すると「企業理解が進み、志望度が上がった」が28.6%を占め、「どちらかというと企業理解が進み、志望度が上がった」も24.4%にのぼった。合計すると53.0%になり、過半となっている。
「どちらでもない」は32.8%、「どちらかというと志望度が上がらなかった」は10.1%で、「志望度が上がらなかった」は4.2%にとどまった。

具体的に聞きたいのは仕事内容が最多
続いて、カジュアル面談でどのようなことについて聞いたり話したりしたいかを複数回答可で尋ねると、トップは「入社した場合に自分が行う仕事内容」の76.8%だった。
2位は「働きやすさ(オフィス環境・制度・福利厚生)」の65.2%、3位は「入社した場合、自分と一緒に働く社員の人柄や雰囲気」の52.1%となっている。

以下4位には「自分のどのような点に興味を持ってくれているか」の40.4%、5位「入社した場合に期待される成果や役割」の36.0%、6位「入社した場合、自分の上長となる人の人柄や経歴」の32.2%、7位「会社の社風や組織文化」の21.3%などと続いた。
入社後の具体的な仕事内容や、配属部署の雰囲気をリアルに知りたいという意向が強い。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社学情 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001442.000013485.html