ドラッグ&ドロップで簡単構築、作ってすぐに使える
株式会社ROUTE06(以下、ROUTE06)は12月29日、誰でも直感的にAIアプリケーション(以下、AIアプリ)を構築できるオープンソースプラットフォーム「Giselle(ジゼル)」の正式リリースを行ったことを発表した。
「Giselle」は、プログラミング不要で、ドラッグ&ドロップの直感的な操作のみでAIアプリを作成・実行できるプラットフォーム。
複雑で長時間に及ぶAIタスクを「業務として完走させる」ための実行基盤として設計されており、専門的な知識がなくとも、誰もが自分の業務に合ったかたちでアプリを作成し、すぐに使い始められる仕様となっている。
マーケターや営業、バックオフィスなど、エンジニアやデザイナーだけでなく幅広い領野での活用が見込まれる。
また「Giselle」はApache License 2.0のもとでオープンソースとして公開されており、世界中の個人・企業が自由に利用したり改変したり、再配布することも可能となっている。
ChatGPTやClaude、Google Geminiなど生成AIで、チャットをベースに何かを依頼することは広く行われるようになってきたが、複数のAIモデルを組み合わせ、ワークフローやカスタムAIアプリを構築するとなると、まだまだハードルが高い状況が残されている。
既存のAIツールも多く存在するが、エンジニアリング知識がないと使いこなせないものがほとんどで、エンジニアにとっては、それらを用いるよりは自分でAPIを叩き自作した方が速くて便利といったケースも多く、結局は誰もうまく活用できていないといった問題も指摘される。
「Giselle」はそうした状況を変えるために開発されたプラットフォームで、エンジニアが自作していたAIオーケストレーションを、誰でも扱えるかたちに再構築、数時間に及ぶAIワークフローでも進捗を追跡しながら安全に実行できるようにすることを目指して設計された。

AIの民主化を加速、DX推進に
「Giselle」では、フローチャートを描くように、ノードをドラッグ&ドロップで配置・接続しさえすれば、すぐにAIワークフローを設計できる。作成したAIアプリは、構築環境とは別の実行専用環境ですぐに利用でき、長時間にわたる進捗状況もリアルタイムで確認できる。
複数のアウトプットや長文結果も見やすく表示され、構築と実行の環境が明確に分離されていることから、日々のAIアプリ利用が快適になるとされた。
OpenAI、Anthropic、Googleなど世界最先端のAIモデルを単一ワークフロー内で自由に組み合わせられ、各モデルの特性を活かした役割分担でマルチモデルの設計ができる。処理の安定性や出力品質を意識した仕組みにより、複雑なタスクでも一貫した結果を得られるという。
GitHubでのIssue、Pull Request、コメントなどの操作をトリガーにAIアプリを自動実行し、自動化を進めることもできる。単なる自動化ではなく、文脈や意図を理解した処理ができ、開発ワークフローに深く統合された自動化を実現できる点も特色となっている。
自社に蓄積されたPDFや各種ドキュメント、GitHubリポジトリのコード、Issue、PRなど、データをナレッジとしてAIアプリに組み込むことができ、一般的AIでは不可能な組織固有の情報に基づく回答を実現させられる。
GitHubリポジトリをカスタムナレッジとして用いることで、ソースコードから仕様書などのドキュメントを作成するリバースエンジニアリングにも使えるという。RAGやVector Storeなど高度な技術を専門知識なしで使え、現場DXを推進できる。
利用プランは、月30分のAI使用、基本モデルの利用が可能な無料プランから、月20ドルのAIクレジット、全プレミアムモデルの利用権、Vector Store対応となるProプラン、さらに高度なチーム管理やエンタープライズ水準のセキュリティとサポートが得られる要問い合わせのTeam、Enterprise版から選べる。
なおオープンソース版はセルフホスティングで無料利用できる。
ROUTE06では今後、作成AIアプリのAPI提供やMCP対応、外部サービス連携の拡充、対応言語・リージョン拡大、セキュリティ機能強化、さらなる高度なマルチエージェント連携機能の追加などを進めていくとし、広くフィードバックを取り入れながら、継続的な改善を図っていくとした。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ROUTE06 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000056964.html
