生成AIの活用状況と効果を定量的に測定、比較可能に
ファインディ株式会社(以下、ファインディ)は10月31日、同社の提供するAI戦略支援SaaS「Findy Team+」において、開発チームによる生成AIの活用状況とその効果を定量的に測定・比較可能とする新機能「AI利用レポート」と「AI効果レポート」の提供を開始したことを発表した。10月30日にリリースされている。
近年、急速に発達を遂げる生成AIの導入が多くの開発組織で進んできたが、どのチームや個人がどの程度活用できているのか、AIの活用により開発効率はどの程度向上しているのかといった、利用状況や効果を客観的に把握することは難しい状況がある。そのため、経営層に対しAI投資の効果を十分に説明できず、DXでの導入推進や投資対効果の検証に課題を抱える企業も多いという。
リリースされた新機能の「AI利用レポート」と「AI効果レポート」はこうした現場課題に応えるものだ。

多様なAI開発支援ツールに対応、比較も簡単
新機能では、まずチームやメンバーごとのAI利用率、AIを活用したプルリクエストの割合などをすぐに可視化できる。利用の偏りを明らかにし、適切なサポートの提供や活用促進の施策立案などにもつなげられる。
また、リードタイムやスループット(マージされたプルリクエスト数)を「AI利用あり/なし」で比較。AI導入による生産性向上効果を定量的に示し、経営層への報告や投資判断の根拠として活用できるようにした。
機能は主要AI開発ツールである、Claude Code、Claude Code Action、Devin、GitHub Copilot Agentに対応、さらにCursorやWindSurf、Gemini CLI、Codex、Amazon Q、Clineなど十数種類のAIツールにも対応予定で、今後登場するであろう新たなAIコーディングツールや開発フレームにも柔軟かつ迅速に拡張可能な設計となっている。
このカバーの広さにより、自社導入のAIツールに関する利活用状況や効果も柔軟に可視化でき、他との比較も容易、AI活用戦略の検討や推進をより確実に支援していくとした。
ファインディでは、今回の新機能リリースを皮切りに、さらに今後AIが生成するコードの品質チェックやAIの投資対効果の可視化、ツールごとの利用率及び効果測定といった観点を追加し、AI投資の効果をより多面的に把握できるアップデートも予定している。
「Findy Team+」は、経営と開発現場をつなぐAI戦略支援SaaS。特許取得の技術を用い、GitHubやGitLab、Jiraなどの開発データを解析、開発組織のパフォーマンスを測る国際的指標やフレームワークに基づき、チームと個人の両面から開発生産性、開発者体験の可視化や向上を支援する。
プロジェクトごとのリソース投資や成果分析、生成AIによる開発状況解析を通し、組織のボトルネックや注力領域を明確化、AIエージェントなどのツール選定や開発プロセス全体の改革にも寄与し、組織の生産性向上、ビジネス成果の最大化を助ける。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ファインディ株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000045379.html
