丸冨士、「Robo派遣」で自動化による業務改革を実施

AI・テクノロジー・DX

受注業務を中心にRPAで自動化を実施

製菓・製パン業界向けに幅広い事業展開を行う株式会社丸冨士(以下、丸冨士)は、ユーザックシステム株式会社(以下、ユーザックシステム)の「Robo派遣」サービスを用い、受注・経理業務の改革を実施、月最大280時間の労働削減と人的ミスゼロを実現した。

丸冨士は製菓・製パン業界向けの原材料・包材卸販売から厨房機器販売・設置、店舗開業支援、OEM製造まで幅広く手がけ、従業員20人という少人数企業ながら、顧客に合わせた柔軟な対応により順調に売上の拡大を進めてきた。

限られた人員で成果を上げるため、複数の受発注システムを積極的に導入するなど、DXも推進してきていたという。しかし受発注データを販売管理システムに手入力する際、人的ミスと残業時間が発生するなど、担当者の負担と社としての課題が浮き彫りになっていた。

そこでユーザックシステムのRPA、Autoジョブ名人「Robo派遣」サービスを導入し、自動化を進めることとした。「Robo派遣」は初期費用0円で開発・メンテナンスともユーザックシステムが行うため、稼働するシナリオに応じたシステムを手間なく迅速に導入、月額費用のみで利用できる点などが魅力的だったという。

Autoジョブ名人「Robo派遣」

14シナリオを稼働、空いた時間は売上拡大施策へ

導入するならば、徹底的に活用したいとユーザックシステムのサポート担当者と業務の洗い出しからはじめ、RPAで自動化できるフローのほか、自動化困難とされるFAX受発注業務の一部自動化にも成功、受注以外の経理業務にも導入し、14シナリオを稼働させるまでにいたった。

受注データの取り込み、発注伝票データの作成やFAX送信、入金消込など多くの業務の自動化が図られ、ひと月あたり最大280時間の労働時間削減、人的ミスゼロを達成し、担当者の心理的負担も大幅に軽減されたという。定量的な効果だけでなく定性的な効果も実感されている。

丸冨士では、導入ハードルの低さも魅力で、買い切りのサービスの場合、何か不都合が生じた際のコスト懸念で導入には慎重にならざるを得ない一方、「Robo派遣」は月額料金に開発・運用費用まで含まれているため、利用しやすく、何かあっても対応を頼みやすいとした。

コスト回収もすでにできており、空いた時間での売上拡大施策展開も進めている。

「Robo派遣」は、RPA「Autoジョブ名人」で動作する自動化シナリオを提供するサービス。1業務あたり月額5,000円から利用できる新サービスとして注目を集めている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ユーザックシステム株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000012889.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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