2026年版 AI-OCRサービス導入に関するアンケート調査を実施
バックオフィス業務の効率化が求められる中、AI-OCRの導入が企業の間で広がっている。DX関連サービスを展開するスターティアレイズ株式会社は、AI-OCRの導入実態を探る目的で国内企業にアンケートを行い、その分析結果をレポートとして発表した。
調査は2025年12月11日~2026年1月11日にかけて行われ、一般企業勤務者12,722人のうち、AI-OCR導入企業507人の回答を分析している。
調査によると、OCRを導入している企業のうち47.32%がAI-OCRを利用しており、「従来型OCRのみ」の27.22%を大きく上回った。AI技術を活用したOCRが、企業のデジタル化を支える主要ツールとして浸透しつつあることがうかがえる。
導入前の課題として最も多かったのは「手入力の負荷(290件)」で、次いで「ミスの多さ(220件)」、「紙帳票の多さ(210件)」、「作業時間の長さ(196件)」が続いた。紙ベースの業務や手作業による入力が依然として多く残る中、効率化と正確性の向上がAI-OCR導入の大きな動機となっている。
導入目的としては「作業効率向上」「電子化・ペーパーレス化」「手入力の自動化」が上位を占め、利用部門は総務・営業・人事・経理などバックオフィス領域が中心。処理している帳票は「注文書・発注書」「請求書」「領収書」が多く、日常的な事務処理の自動化に活用されている。

導入後の成果と残る課題、精度には満足も運用面で改善余地
AI-OCR導入後の成果としては、「入力ミスが減少した(247件)」、「手入力作業の負担が軽減された(236件)」、「作業時間が短縮できた(225件)」など、業務効率化の効果が明確に示された。

認識精度については、「とても満足している(32.35%)」と「まあ満足している(46.55%)」を合わせて約8割が満足と回答。技術面での評価は高い一方で、導入後の課題も浮き彫りになった。
課題としては「文字認識の精度が十分でない」「多様な帳票レイアウトに対応できない」「確認・修正作業が残る」などが挙げられ、約7割が何らかの課題を実感している。精度への満足度は高いものの、実務運用における手間が完全には解消されていない状況が見て取れる。
今後の利用意向では、「継続して利用したい」が50.10%と最も多く、「条件次第で乗り換えを検討したい(31.56%)」も一定数存在した。AI-OCRは引き続き企業の業務効率化を支えるツールとして期待される一方、より高精度・高機能なサービスへのニーズも高まっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
スターティアレイズ株式会社 プレスリリース
https://www.startiaraise.co.jp/news/release/a107
