LayerX、経費精算承認を任せられる「バクラク承認代行」を提供へ

総務・バックオフィス業務改善

AIクラウドサービスのシリーズに新サービス

株式会社LayerX(以下、LayerX)は2026年1月30日、「バクラク」シリーズにおいて、経費精算の承認業務代行を担う「バクラク承認代行」をリリースすると発表した。2月1日より一部の顧客向けでサービスを開始する。

「バクラク承認代行」サービスでは、「バクラク経費精算」ユーザーの領収書入力値におけるチェックや、社内規定に沿った承認が実行されているかどうかのチェックを丸ごと代行し、面倒な経費精算の承認や差し戻しにかかる業務をワンストップで完了させる。

AIによる自動チェックと、人間の専門オペレーターによる確認を組み合わせた「AI-BPO」での運用を特徴とし、申請時点でミスの事前検知ができることから、申請者・承認者の差し戻し業務も大幅に削減される。

経費精算での承認業務は、属人化や負荷の集中が起こりやすい。LayerX「バクラク」の独自調査結果によると、90%以上の企業で申請の差し戻しや修正業務が恒常的に発生しているという。

そして課題の本質は単純ミスではなく、申請者においては複雑な自社規定の理解と判断の困難さが、経理担当者においては差し戻し時のコミュニケーションによる心理的負担や人間関係の摩擦に関する懸念といった点が、重い負荷になっていることも判明した。

一方で従来の承認代行BPOサービスは、そうした負荷を軽減する働きをするものの、LayerXは、人手による代行が中心で、オペレーション品質のばらつきや拡張性に課題があると説明している。

バクラクシリーズとしても、バクラク申請・経費精算のリリース以降、AI-OCRやAI申請レビューなどの提供により、申請の差し戻し減少や正しい申請の作成支援を行うことで課題と向き合ってきた。

承認工数削減での支援が可能となった一方、顧客の複雑な社内規定やルールによっては担当者の承認業務が残り、承認業務自体をなくすまでには至っていなかった。

AI-BPOに任せるほど、申請・承認者の負担を軽く

使うほどに賢く!

そこで、AIエージェントと人のオペレーションを組み合わせたAI-BPOサービスで、経費精算の定型承認業務をなくすことを目指したという。

「バクラク承認代行」では、領収書の転記ミス、添付漏れチェックはもちろん、購買申請と比較した内容の確認、社内規定に基づく費用の妥当性確認まで、多様な経費精算の定型的チェックをすべてバクラクで代行、差し戻し・承認作業まで一貫して対応する。

AIが申請を事前レビューする「AI申請レビュー」もあわせて提供、申請時点でのミスの事前検知で、差し戻し業務工数の削減にも寄与する。

申請チェックは、顧客の社内規定・ルールと「バクラク経費精算」の申請に関する過去データをもとに、AIエージェントが主体となって実行。人の専門オペレーターが最終確認を行うかたちで、速度と品質を兼ね備えた承認業務代行とする。

AIエージェントが主体のAI-BPOとすることで、差し戻しをはじめとするオペレーターのフィードバックは随時AIの精度改善に活用されていくため、代行をするほどにより賢く、高速で正確な承認業務が進むようになる仕様ともなっている。

領収書のチェックでは、交通費の最安経路確認やタクシーの利用理由、購買申請との内容突き合わせ、発注稟議の紐付きなど幅広いチェックが行われる。一律の承認・差し戻しだけでなく、承認は行うものの注意コメントを付すといったきめ細やかな対応もなされる特徴をもっている。

昨年12月にLayerXが全ユーザーへの提供を開始した「AI申請レビュー」などのバクラクAIエージェントもあわせて提供するため、申請時点での0次承認を実行。AIのリアルタイムでの不備検知と指摘により、申請者自身がその場でミスに気づける体制が整い、申請者による再申請業務も削減可能なものとなる。

業務により蓄積された差し戻し理由や修正パターンをもとに、運用開始後もAI申請レビューの設定アップデートにかかる提案や、バクラク機能を活用した運用提案を継続的に実施、必要に応じ設定やプロンプトの追加・修正作業の代行も行うものとして、さらに企業ごとの負担が軽くなるようにした。

LayerXでは、このサービスを「導入して終わり」ではなく、AI-BPOに任せるほど申請・承認者の負担が軽くなり、バックオフィス担当者らがより創造的なコア業務に向き合えるようになる仕組みとして提供していくとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社LayerX プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000574.000036528.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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