全国社会保険労務士会連合会が参議院での成立を報告
2025年6月18日、全国社会保険労務士会連合会は、第217回通常国会の参議院本会議で、社会保険労務士法の一部を改正する法律案が可決、成立し、第9次社会保険労務士法改正が実現したことを発表した。
第9次社会保険労務士法改正は、全国社会保険労務士会連合会及び全国社会保険労務士政治連盟がかねてから取り組んできた最重点課題。
急激な少子高齢化、就業構造の変化といった社会情勢の変化により、働き方のニーズが多様化する我が国では、高齢者、女性、障害者、外国人等の多様な人材を活用することが事業主に求められている。また、人材活用だけでなく、「人的資本・人への投資」をそれぞれの人材に合わせて行うなど、適切な人材戦略の展開も差し迫った課題だ。
社会保険労務士は、労働及び社会保険に関する専門家である。適切な労務管理の確立及び個人の尊厳が保持された適正な労働環境の形成、事業の健全な発達、労働者等の福祉及び社会保障の向上及び増進、豊かな社会の実現に寄与していかなくてはならない。社労士の職務内容の重要性が高まっているが、今回の法改正で、現在の業務や役割に相応しい規定が整備された。

社会保険労務士の使命に関する規定の新設など
10日に衆議院本会議で可決。17日には参議院厚生労働委員会、18日に参議院本会議で可決され成立した。
第9次社会保険労務士法改正の項目は以下の通り。
第一 社会保険労務士の使命に関する規定の新設
第二 労務監査に関する業務の明記
第三 社会保険労務士による裁判所への出頭及び陳述に関する規定の整備
第四 名称の使用制限に係る類似名称の例示の明記
(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)
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全国社会保険労務士会連合会
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