初任給引き上げが過去3年で最高水準、人材確保へ企業が本腰
職業教育のデジタルネットワーク「Careermap(キャリアマップ)」を運営する株式会社グッドニュースは、2026年卒・2027年卒の専門学校生を対象とした新卒採用活動に関する調査結果を発表した。
全国2,490社の採用責任者を対象に実施された今回の調査では、企業間の採用競争が一段と激しさを増している実態が明らかになった。
特に注目されるのは、初任給を「引き上げた(予定含む)」と回答した企業が61.2%に達し、過去3年間で最も高い水準となった点だ。背景には深刻な人手不足があり、企業は優秀な人材を確保するため待遇改善を進めている。
「人材確保のため」が引き上げ理由として最も多く、次いで2025年度の最低賃金上昇(全国平均1,121円)が影響したとみられる。採用市場の売り手化が進む中、初任給の見直しは企業にとって避けられない対応となっている。

採用意欲は高水準も、母集団形成が最大の課題に
調査では、78.6%の企業が専門学生の採用に前向きであることも分かった。新卒採用を「重要な経営課題」と捉える企業は98.4%にのぼり、専門学校で培われる専門知識や実務スキルへの期待が高まっている。専門学生は即戦力としての評価が高く、企業にとって重要な採用ターゲットであり続けている。
一方で2026年卒採用では、採用目標を「100%達成した」と回答した企業が24.0%と前年より改善したものの、依然として課題は多い。採用目標に届かなかった企業の約7割が「応募者不足」を理由に挙げており、母集団形成が最大の壁となっている。

売り手市場が続く中、企業には学生との早期接点づくりや説明会・選考体験の改善など、採用活動全体の質を高める取り組みが求められている。
今回の調査からは、待遇改善だけでなく、学生への情報発信や企業理解を促すコミュニケーション強化が重要性を増していることが浮き彫りになった。専門学生採用のニーズは今後も高水準で推移するとみられ、企業間の競争はさらに激化する可能性が高い。
引用元:「2026年1月 採用活動の実態調査」(Careermap)
(画像はプレスリリースより)
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株式会社グッドニュース プレスリリース
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