ABABA総研が調査、就活のリアルな声
就活生と採用企業の調査研究機関である「ABABA総研」を運営する株式会社ABABAは、2027年3月卒業予定の大学3年生および修士1年生232人を対象に「就活早期化に関する意識調査」を実施し、2026年2月26日に発表した。学生の多くが夏前に就職活動を開始している実態が明らかになった。
調査によると、「大学3年・修士1年の4月頃」に就活を始めた学生が21.6%で最多となり、4月から8月までに始動した学生は全体の74.1%にのぼった。
背景には、企業の採用スケジュールが多様化し、夏季インターンシップから実質的な選考が始まるケースが増えていることがある。これにより、学生は本来学業や課外活動に集中すべき時期に、早期から就活に取り組まざるを得ない状況に置かれている。
選考に参加する理由として最も多かったのは「まわりの人が参加しており出遅れたくないから(38.8%)」で、「とりあえず動いておかないと不安だから(35.3%)」が続いた。主体的な目的よりも、周囲の空気や漠然とした不安感が、就活を早める要因となっていることが示された。

自己理解と準備に不安 早期就活に揺れる学生の本音
また、選考対策で不安や苦戦している内容としては「エントリーシートの作成・内容の深掘り(45.7%)」が最多で、「Webテストなどの試験対策(40.1%)」や「面接対策(37.1%)」も上位に挙がった。
さらに不安や苦戦の理由としては、最多の「面接慣れしていない(34.3%)」以外で、「自分の強み・弱みがわからない(33.8%)」や「企業にアピールできるようなエピソードがない(31.9%)」といった自己理解の不足も大きな課題となっている。

本来この時期にどのように過ごしたかったかという問いには、「アルバイトや社会経験を積みたかった(31.9%)」、「趣味に時間を使いたかった(30.6%)」、「友人との時間を大切にしたかった(30.2%)」といった回答が多く、「就活をするのが適切だと思う」と答えた学生はわずか7.3%にとどまった。
今回の調査は、就活早期化の進行により学生が抱える心理的負担や準備不足の実態を浮き彫りにした。同社は、こうした課題に対応するため、就活過程を評価するスカウト型サービス「ABABA」を通じて、学生の心理的ストレス軽減と企業の採用活動支援を目指している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ABABA プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000068609.html
