文系学生が注目、商社・食品業界が上位に
人事部向けコンサルティングとサービスを提供している株式会社ワークス・ジャパンは、産経新聞社とともに「就職人気企業ランキング」調査を行い、2025年9月1日に中間結果を発表した。
2025年3月1日~11月30日の調査期間のうち、今回の中間結果は3月1日~7月31日を集計(有効回答数1,612人)。2027年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、同社が運営する就活対策サイト「キャンパスキャリア」などのWEBアンケートから回答を得た。
文系の人気企業ランキング1位は「伊藤忠商事」。2位が「三菱商事」、3位が「味の素」、4位が「サントリーホールディングス」、5位が「三井物産」という結果になった。
「伊藤忠商事」がトップの人気を集めた背景には、「さまざまな分野で活躍できる」「チャレンジを応援してくれる雰囲気がある」といった学生の声があり、新規事業への前向きな姿勢が高く評価されたことがうかがえる。
同じく商社である「三菱商事」や「三井物産」は、幅広い事業展開やキャリアの早い段階で多彩な経験を積めるといったところに魅力を感じる学生が多く見られる。
食品・飲料業界の「味の素」や「サントリーホールディングス」も安定した人気があり、社会への貢献度が高い点や安定性のある大手企業という点が評価されている。

理系人気企業ランキング、NTTデータが急浮上
理系の人気企業ランキング1位は、昨年の17位から大きく順位を上げた「NTTデータグループ・NTTデータ・NTTDATA Inc.」。IT業界を代表する企業としての社会的信頼性や事業の安定性に加え、専攻を活かせる実践的なインターンシップが学生から支持を集めている。
2位の「ソニーグループ」は、昨年、一昨年の1位から順位を下げたものの、多様な形式で提供されているインターンシップや幅広い事業に惹かれる学生が多い。
また、4位の「トヨタ自動車」は、高い技術力やキャリア形成の場として注目され、技術部門のインターンシップも多岐にわたって展開されている点などが人気の要因となっている。

早期化が進んでいる採用活動において、夏季インターンシップの重要性が高まっている中、自社の魅力を効果的に伝えた企業ほど学生の支持を集める傾向が見られた。
(画像はプレスリリースより)
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Works Review
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株式会社ワークス・ジャパン プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000046760.html