男性育休実態調査、復職後の両立課題と転職意向が浮き彫りに

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66.3%の男性が育休取得経験あり

共働き・子育て世代の働き方を支援する転職サービス「withwork」を運営するXTalent株式会社は、男性の育休取得に関する実態調査を実施した。

対象はwithworkのLINE公式アカウントを登録している男性172名で、調査期間は2025年6月23日~6月30日。結果は7月15日に公開された。

同調査ではまず、男性の育休取得が身近なものであるという実感があるかを尋ねると、全体の46.5%は「非常にある」、33.7%が「多少ある」と回答。「あまりない」は12.2%、実感が「まったくない」は7.0%という結果であった。

育休を取得したことがあるかを尋ねると、全体の66.3%が「取得した」と回答。育休取得期間については、「1か月~3か月未満」が最も多く全体の38.6%、次いで「3か月~6か月未満」が22.8%、「6か月~12か月未満」が20.2%となり、育休を取得した約85%の男性が1か月以上の期間を取得していたことになる。

ご自身が、育休を取得したことはありますか?

約96%が育休取得後の転職を視野に

育休取得後について、仕事と家庭の両立の難しさを感じたことがあるかを尋ねると、「非常にある」は全体の60.5%、「多少ある」は25.4%で、約86%が復帰後の両立の難しさを感じると回答した。

その理由として、最も多い回答は「長時間労働が常態化している(良しとされている)」58.8%、次いで「過剰な業務量」50.0%、「育児との両立に理解がある男性の上司がいない」35.3%などと続く。

そこで、より育児と両立しやすい環境を求めて転職をした、または検討したことがあるかを尋ねると、全体の34.3%が「具体的に活動中、または近々実行に移す予定」と回答。

より育児と両立しやすい環境を求めて、転職をした/検討したことはありますか?

次に多い回答として26.5%の「転職をした」、続いて21.6%の「考えたことはあるが行動はしていない」、13.7%の「いずれ機会があれば実行したい」など、約96%が両立の難しさを理由に転職を実行または検討したことがあるという結果になった。

引用元:XTalent株式会社
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

withwork Magazine
https://media.withwork.com/article/2138

XTalent株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000049256.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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