Z世代の新入社員研修・内定者フォローについて調査
株式会社NTTe-Sportsは2026年2月4日、企業の人事・採用担当者を対象として実施した「Z世代の新入社員研修・内定者フォローに関する実態調査」の結果を公開した。
調査は人事ポータルサイト「HRプロ」の会員である人事責任者及び担当者を対象に、2025年12月5日~12月18日の期間で実施、232人から回答を得ている。
まず新入社員研修で身につけさせたいスキルとして、内定者や新入社員らが企業研修に求めているものは何であると考えるかを尋ねたところ、「同期との関係構築」が55%で最多になった。
2位は「実践的なスキルや知識の習得」、3位が「先輩社員との人脈構築」になり、4位は「自身のキャリアパスの方向性」、5位が「社会人としてのビジネスマナーの取得」となった。
以下6位は「最新の業界動向や専門知識の取得」、7位に「個別相談やフィードバックの機会」、8位「企業の理念や文化への深い理解」、9位「多様な価値観に触れ、視野を広げること」、10位「自己理解の深耕」となっている。
2位には実践スキルがランクインしたものの、1位と3位は関係性の構築にかかるものであり、人的ネットワークづくりに強い意識が向いていることが明らかとなった。
企業側のニーズとしても、心理的安全性の確保や早期離職の防止などから積極的に関係構築を支援したいところがあり、同期や先輩社員とのつながりはその欠かせない基盤になるとみているようだ。
また、昨今のリモートワークやハイブリッド勤務の浸透により、自然発生的な社内交流が生まれにくくなっていることも背景にあるのではないかと指摘された。

研修・開発の最大課題は効果測定の難しさ
続いて現在の入社前研修や新入社員研修の開発や設計において、どういったことが課題になっているかを複数回答可で尋ねた。すると、「研修の効果測定や成果評価が困難」という声が最も多く40.1%になった。
2位は「内容をアップデートできていない(環境変化や最新技術への対応)」となったが、とくに従業員数が1,000人以上の大企業でこの回答が多い傾向にあった。組織の規模が大きくなることで、部門間の調整業務や承認プロセスが複雑化し、研修内容の刷新が困難になっていることが背景にあると考えられている。
3位は「研修のフォローアップ体制が構築できていない」で、こちらは従業員規模が比較的小さい企業に多くみられた。
4位は「内定者・新入社員の多様性に合わせた個別最適化ができていない」、5位「現場との連携がうまくいかず、研修内容が実務に活かされない」、6位「内定辞退防止やエンゲージメントなどへの影響が測りにくい」、7位「予算が限られており、十分な内容や質の研修が実施できない」などとなった。
内製化している研修の中で、さらに今後強化したい、充実させたいものは何か複数回答可で尋ねると、トップは25%の同率で「コミュニケーション力向上」と「積極性・チャレンジ精神醸成」になった。
3位には「学生から社会人へのマインドチェンジ」が挙がり、4位「キャリアビジョンの形成」、5位「コンプライアンス・情報管理意識醸成」、6位「目標達成意欲の醸成」、7位「業務知識・スキル習得」などと続いた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社NTTe-Sports プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000143366.html
