2007年卒メーカー全盛期からの変遷
株式会社学情は、2027年卒業予定の学生を対象とした「就職人気企業ランキング」について、20年前・10年前の結果と比較し、人気上位10社の変遷を整理。過去20年で学生の就職先に対する志向が大きく変化していることが明らかになった。
2007年卒ではサントリーが1位となり、前後を含めると2006年から3年連続でトップ。次いでトヨタ自動車が2位にランクインし、トップ10のうち8社をメーカーが占めた。
中でもソニー、NEC、松下電器産業、日立製作所といった「電気機器」関連企業が4社も名を連ね、当時の日本産業の姿が色濃く表れていた。伊藤忠商事もこの年からトップ10入りを果たし、以降21年連続でランクインしている。

学生の志向が映す時代の変化
2017年卒の人気ランキングでは、ANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)が1位・2位を独占。コロナ禍による採用中止で一時的に人気が低下したが、インバウンド需要の回復とともに再び注目を集め、2027年卒ではANAが14位、JALが26位に浮上している。
同じく2017年卒では、電気機器関連に替わって味の素や森永製菓、サントリーホールディングスなど食品業界の企業も上位に名を連ね、安定性と親しみやすさを兼ね備えた業種への関心が高まっていた。

2020年卒以降は、任天堂、集英社、KADOKAWAといった人気コンテンツを持つ企業が続々とトップ10入り。エンターテインメントやゲーム、出版などの分野が学生の注目を集め、ランキングの勢力図は大きく様変わりした。特に伊藤忠商事は2020年卒から8年連続で1位を獲得し、安定した人気を誇っている。
一方で、かつて常連だった大手銀行は、マイナス金利政策などの影響で2017年卒を最後にトップ10から姿を消した。しかし、最近の金利政策の転換により、再び注目を集めつつある。

「2027年卒就職人気企業ランキング」調査は、2025年3月1日から10月31日にかけて全国の大学3年生・大学院1年生を対象に実施され、有効回答数は15,492件。学生の価値観や社会の変化が、就職先の選択にも色濃く反映されていることがうかがえる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社学情 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001480.000013485.html
