ベンチャー企業の働き方が進化中、柔軟な勤務体制と健全な労働環境が定着

法律関連

ベンチャーの約4割がハイブリッドワーク、残業は日系上場企業と近い水準

かつて「激務」や「長時間労働」のイメージが強かったベンチャー企業。しかし、Professional Studio株式会社が実施した最新の実態調査によると、現代のベンチャー企業では、柔軟な働き方と健全な労働環境が着実に根付きつつあることが明らかになった。

調査は、主要都府県に在住する20歳~59歳の正社員5,694人を対象に、2025年12月4日~11日の期間に実施され、企業タイプ別に働き方やキャリア意識を比較した。

ベンチャー企業における「月60時間以上」の残業者は5.9%と、伝統的な日系上場企業の5.1%とほぼ同水準。さらに、残業時間が「10時間未満」の割合もベンチャー企業は27.3%と、日系上場企業(29.5%)と大差はなかった。

注目すべきは、ハイブリッドワークの浸透度だ。ベンチャー社員の41.6%が「週1~4日出社」の働き方を実践しており、これは外資系企業(43.6%)とほぼ同等。伝統的な日系上場企業の29.9%と比べると10ポイント以上高く、柔軟な勤務スタイルが広く受け入れられていることがうかがえる。

現在の出社頻度 企業タイプ別

キャリア意識は外資系並み、残業増で離職リスクも上昇

働きやすい環境が整う一方で、ベンチャー企業の社員はキャリアに対して非常にアクティブな姿勢を持っている。

転職活動に関する調査では、「カジュアル面談」「応募・選考中」「内定・転職予定」といった対外的な活動を行っているベンチャー企業の割合が16.8%に達し、伝統的な日系上場企業(10.9%)の約1.5倍。外資系企業(19.0%)に迫る水準だった。

また、残業時間と転職活動の関係にも興味深い傾向が見られた。残業が「20~30時間未満」の層では対外的な転職活動率が8.9%だったのに対し、「30~45時間未満」では15.3%に急増。「60~80時間未満」では30.1%に達し、残業時間が増えるほど離職リスクが高まることが示された。

対外的な転職活動の状況 残業時間別

このように、現代のベンチャー企業は「働きやすさ」と「高いキャリア意識」が共存する環境へと進化している。柔軟な働き方が当たり前となった今、自分に合った働き方や価値観を見極める視点が、これまで以上に重要になってきているのかもしれない。

出典元:Startup Frontier(Professional Studio株式会社)
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

Professional Studio株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000069234.html

Startup Frontier(Professional Studio株式会社)
https://professional-studio.co.jp/media/

生産性DX編集部

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