製造業の人手不足、最大の課題は人材定着

人事・採用最新動向

セミナー実施後のアンケート結果で判明

採用の増加と離職低減のHRマーケティングツール「マイリク」を提供する株式会社ブレイン・ラボ(以下、ブレイン・ラボ)は、製造業に特化した人材派遣サービスを手がけるフジアルテ株式会社とともに、製造業の人事・現場責任者を対象とした「人材定着セミナー」を開催した。

その後に実施した参加者アンケートから、現場の抱える課題を分析、17日にアンケート結果とともに公表している。

慢性的な人手不足が叫ばれ、転職も一般的となった今日、製造業においては有効求人倍率の高止まり傾向が続いている。若手人材の不足や現場業務の属人化など、課題山積の中、せっかく採用や派遣受け入れを行ってもすぐに辞めてしまう人が多くて困るといった定着面の課題も深刻という。

そこで製造現場における「突然の退職を防ぐ予防型マネジメント」や「若手社員の本音を引き出すコミュニケーション」をテーマとして、人材定着向上を図るセミナーを実施した。

アンケートでは、まず現在使っている人材ビジネス会社に対する不満を尋ねている。すると「定着力が悪い」が25.5%で最も多く、2位は「人員供給力がない」の11.4%、3位に「コストが高い」の8.7%となった。

トップの定着力の問題は、2位以下を大きく引き離しており、長く働いてもらえる人材の提供が強く求められていることが分かる。

なお以下、4位は「スタッフへの教育ができていない」、5位「品質に不安がある」、6位「安全面に不安がある」、7位「労務管理ができていない」、8位「提案力がない」、9位「コンプライアンスに不安がある」、10位「人材ビジネス会社の活用はしていない」などとなった。

人材ビジネス会社への不満として定着力の悪さが最も多いことを示したアンケート結果の棒グラフ

定着率改善への指南ニーズが依然強い結果に

今後とりあげてほしいテーマとして、どういった内容のセミナーに興味があるか尋ねた結果では、「社員の定着率改善セミナー」が39.7%で最も多く、次いで「採用力強化セミナー」の25.6%となった。

人材獲得競争が激化する中ではあるが、新たな人材を採用する力の強化よりも、現在の人材流出を防ぐことがより強く意識されていることが明らかになっている。

以下3位は「労働関係法令にまつわるコンプライアンスセミナー」、4位「外国人労働者の有効活用セミナー」、5位に「派遣請負有効活用セミナー」などとなった。

セミナーに寄せられた質問でも、6割以上が若手社員に関する内容で、若手との雑談や日常的なコミュニケーションの機会減少に悩む向きや、若手社員にとっての魅力ある職場・組織風土の作り方が分からない、モチベーションの引き出し方に悩んでいるといった声が多く寄せられている。

参加後の感想では、「若手社員に限らず、日常的な声かけやコミュニケーションを取ることが重要だと感じた」という声や「離職低減に向け、資料を振り返りすぐにでも実践してみたい」という声、「現場従業員のエンゲージメントを定点観測していきたい」といった声があった。

離職兆候を早期に捉え、面談や声かけなど適切なフォローにつなげたいというニーズがうかがわれる。

ブレイン・ラボでは、製造業をはじめとする多くの企業において、採用単体の強化だけでなく、定着・離職防止とセットにした本質的人材戦略が急務となっていることが改めて確認されたとし、自社のノウハウや予防型マネジメントの考え方を積極的に発信していくとともに、自社事業の強化を通じ、企業の「採用を増やし、離職を減らす」取り組みを支えていきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ブレイン・ラボ プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000143004.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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