最新レポート「New work, new world 2026」を発表
世界有数のデジタルソリューションカンパニーであるコグニザント株式会社は、最新調査レポート「New work, new world 2026」を発表。AIが与える仕事や雇用、生産性に対する影響を多角的に分析している。
AI技術の進化と普及が急速に進む中、企業の業務プロセスから人材の役割、働き方に至るまで、あらゆる側面が変革の時を迎えている。
今回のレポートでは、全職業の93%がAIの影響を受ける可能性があるとされ、最大で4兆5,000億ドル(約704兆円)相当の労働タスクがAIによって処理できる可能性があると試算されている。
この調査は、アメリカ政府の「O*NET労働データベース」に基づき、約18,000のタスクと約1,000の職業を再評価したもので、2023年の予測を上回るスピードでAIの影響が拡大していることが明らかになった。
特に、「マルチモーダルAI」、「高度な推論能力」、「エージェント型AI」の3つの進化が、AIの実用範囲を飛躍的に広げているという。

経営層や専門職にも及ぶAIの波、人の判断力が今後の鍵に
AIの影響は、建設や運送などの現場業務から、CEOを含む経営層や医療・教育・法務といった専門職にまで広がっている。建設分野ではAIの影響が4%から12%に、運送分野では6%から25%に上昇。
一方、AIの影響は経営層や専門職にも広がっており、経営層では影響が60%を超えた。専門職では、医療が10%から39%、教育が11%から49%、法務が9%から63%へと大きく上昇している。これらの変化は、AIが単なる補助的存在から、診断や実行を担う主体へと進化していることを示している。
しかし、AIの進化が進む一方で、説明責任や文脈理解、利害調整といった判断は依然として人間の役割であり続けるとしている。レポートでは、AIの価値を最大限に引き出すためには、人の知識や経験、判断力との協働が不可欠であると強調されている。
さらに、企業がAI導入を持続的な成果につなげるためには、「即応型スキル習得の仕組みづくり」「柔軟な運営モデルへの転換」「人とAIの協働を前提とした業務設計」「変化に適応する組織文化の醸成」といった4つの指針が重要だと提言。
AIの導入は単なる技術投資にとどまらず、人材や組織の在り方そのものを見直す契機となる。企業がこの変化にどう向き合い、どのように価値を創出していくかが、今後の競争力を左右する鍵となりそうだ。
(画像は Unsplash より)
▼外部リンク
コグニザントジャパン株式会社 プレスリリース
https://www.cognizant.com/jp/ja/insights/blog/articles/cognizant-new-work-new-world-2026
レポート「New work, new world 2026」
https://www.cognizant.com/us/en/aem-i/ai-and-the-future-of-work-report
