「DX OCR」、スマホ版OCRアプリをリリース

AI・テクノロジー・DX

紙書類をスマホで撮影するだけ!日々のOCR業務を効率化

株式会社ハンモック(以下、ハンモック)は7月28日、同社が提供する帳票設計不要のAI-OCRサービス「DX OCR」について、スマートフォン版のOCRアプリをリリースすると発表した。このアプリを用いれば、身近に残る紙媒体書類をスマートフォンで撮影するだけで、手軽にOCRサービスを使える。

「DX OCR」は、紙やPDFで発行された請求書や各種帳票類を文字データ化するクラウド型のAI帳票認識ソリューション。帳票設計や細かな設定作業が不要で使えるものながら、手書き文字を含め、あらゆる画像文字をスムーズにデータ化できる。手作業によるデータ入力業務を効率化・自動化し、生産性向上に寄与するサービスだ。

従来、OCR処理を行う場合、複合機やスキャナを用いて紙媒体の書類をデータ化せねばならず、機器のある場所でしか作業ができないという制約があった。そのため、スキャナ類の利用が困難な外出先や在宅勤務といった環境下では、書類の電子化が後回しになり、結果的に入力担当者の業務負荷が増大することも少なくなかったという。

加えてスキャン済みデータをOCRに連携させるには、フォルダ共有や中継処理などの煩雑な手順が必要になるケースもあり、これが業務全体の効率を低下させるもとにもなっていた。

「DX OCR」、スマホ版OCRアプリを提供開始

OCRをよりスピーディに、柔軟に

スマートフォン版OCRアプリは、こうした課題を解消すべく開発されたもので、ユーザーはスマホで紙媒体の書類を撮影しさえすれば、時間や場所を問わず、即座にOCR処理を実行できる。

撮影した画像は自動でクラウドにアップロードされ、特別な設定を必要とせずそのままOCR処理が開始される仕様であるため、スキャン作業や連携設定といった従来の手間を大幅にカットすることが可能だ。

ハンモックによると、「DX OCR」は、最新AI技術を搭載したOCRエンジンとして、昨年10月のリリース以来、すでに多くの顧客に利活用されているという。今回のスマートフォン版OCRアプリリリースにより、さらに多様な業務シーンでのOCR活用を可能とし、柔軟性・実用性を向上、データ入力業務における生産性向上にさらなる貢献を果たしていきたいとした。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ハンモック プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000411.000052725.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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