環境面への違和感が退職につながる?オフィスの不満に関する実態調査

総務・バックオフィス業務改善

オフィス環境への不満、約半数が退職理由の一因に

「Make a GOOD PLACE」をブランドコンセプトに、オフィス構築事業などを展開する株式会社GOOD PLACEは、オフィスワーカーを対象に「オフィスの“もやもや”に関する調査」を実施、8月28日に結果を発表した。

同社は、日々の業務における職場の建物の古さや空調の温度調整の難しさ、休憩場所の不足などオフィス環境に対する不満を“もやもや”として捉え、その違和感や不満が、従業員の意欲や企業への愛着に影響する可能性があるという視点から調査を行った。

同調査は、2025年6月18日~6月27日の期間に実施され、インターネットを通じて20~60代の首都圏4都県と大阪府在住の会社員547人から回答を得ている。

現在オフィスへの不満を抱えている人に対して今後も不満が解消されない場合、転職や退職を考える理由の一つになるかどうかを尋ねたところ、一番多い回答が36.1%の「ややそう思う」となった。12.7%の「非常にそう思う」を合わせると、オフィスへの不満を抱えている人のうち48.8%が、退職の理由になる可能性を示唆した。

現在抱えているオフィスへの不満が今後も解消されないとしたら、転職・退職を考える理由の一因になりますか?

快適な職場づくりが人材定着の鍵

オフィスに対する不満は、業務パフォーマンスにどの程度の影響を与えているかを尋ねると、一番多い回答が44.0%の「やや影響を与えている」となった。25.6%の「非常に影響を与えている」を合わせると、69.6%の人がオフィスに対する不満が多少なりとも業務へのパフォーマンスに関わってくると感じていることがうかがえる。

現在のオフィス環境と、理想とするオフィス環境ではどの程度のギャップを感じるかについて質問すると、一番多い回答が43.7%の「ややギャップを感じる」となった。15.4%の「非常にギャップを感じる」を合わせると、59.1%の人が少なくとも何かの面で理想のオフィスとの差を感じていることがわかった。

また、オフィスに対する不満項目の1位は「休憩スペースが足りていない」、2位は「空調が調整しづらい」、3位は「建物が古い」と続き、快適さや休息への配慮が不足した職場環境への不満を感じている人が多い結果となった。

あなたがオフィスに対して不満に思うことを選んでください。

同調査結果より、オフィス環境への不満が退職につながる可能性を踏まえ、快適な職場づくりは人材の定着や長期的な活躍を支える重要な要素であることが浮き彫りになったとしている。

出典:株式会社GOOD PLACE「オフィスの“もやもや”に関する調査」(2025年)
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社GOOD PLACE 調査リリース
https://www.goodplace.co.jp/news/releases93/

株式会社GOOD PLACE コーポレートサイト
https://www.goodplace.co.jp/

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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