PFU、バックオフィス業務DXを支える「ドキュメントDX」をリリース

総務・バックオフィス業務改善

文書起点のDXで業務効率化・AI活用を促進

株式会社PFU(以下、PFU)は2026年4月21日、企業内に残る紙やPDF、画像などの文書情報を、業務で使えるデータへと変換し、バックオフィス業務の効率化を推進するDX支援サービス「ドキュメントDX」の提供を開始したと発表した。

人手不足が深刻化する中、企業のバックオフィス業務には、これまで以上の効率化が求められているが、実際の現場では紙やFAXの使用も多く、手入力や目視確認といった非効率な作業が各所に残存している。

多くの企業で生成AIの導入が進む中でも、用途が議事録作成や情報整理など、ごく限定的な活用にとどまっている点も課題として挙げられるという。

こうした背景には、紙やFAXに加え、PDFや画像も含めた文書情報が、今の業務やシステムにとって扱いやすいデータ形式になっていないこと、レガシーな既存システムの改修ハードルが高いことなどがある。

「ドキュメントDX」は、そうした現状を改善すべく、PFUの専門SEが顧客の業務と文書の棚卸しから、業務プロセスの再設計、システム導入・定着までを完全伴走型で支援するサービスとなる。

なお同日発表のAI-OCR「PaperStream AI」により、文書情報の高精度なデータ構造化が可能になったことで、生成AIのさらなる活用も見据えたバックオフィス業務の変革を一括で支援していくともしている。

ドキュメントDX

経理・購買部門で社内PoCも実施

PFUでは、業務の起点となる文書情報の多くが非構造化データであることに着目、これを構造化データに変換し、既存の業務プロセスに組み込んで活用できるようにしていくことが、バックオフィス業務の効率化とAI活用には欠かせないと考えた。

一方で現場には現行業務を大きく変えたくないというバイアスや、サイロ化したシステムや改修の高いハードル、部門独自の業務プロセスの壁など、レガシーシステムとの連携の難しさがあり、単にITツールを導入しても十分な効果につながらないことも多い。

そこで「ドキュメントDX」では、200社以上の導入実績に基づく知見を活かし、ツール選定前に業務と文書の棚卸しから自社専門家が対応、導入までを一貫して支援することとした。レガシーシステムを大きく変えることなく、成果につながる業務効率化とAI活用を推進する。

具体的には、紙やPDF、画像などの情報を「PaperStream AI」などにより使えるデータへと変換、業務プロセスへの組み込みを図る。

まずは「ドキュメント業務棚卸サービス」として、約1~1.5カ月という短期間で、顧客の業務と文書の棚卸しから課題整理、改善施策の提案を行う。

その後「ドキュメント業務デジタル化サービス」で、スキャナーやAI-OCR、RPA、ファイリングシステム、既存システムとの連携などを組み合わせ、情報変換を促進、最適なソリューションの提案と提供を個別に進めていく。

PFUでは、サービスのリリースに先立ち、バックオフィス領域における有効性を検証するため、経理部門と購買部門の2業務で、社内PoCを実施している。

経理部門では請求書や申請データの自動照合、一括承認を叶え、初期段階評価で工数にして年間約1,250時間分の削減に成功したという。

また購買部門では、納品書や発注データの自動照合、基幹連携による検収処理の自動化、AI活用での分析を可能にするなどし、こちらも初期段階評価で工数にして年間約760時間分の削減を実現させた。

PFUでは今後、手作業に依存するプロセスの徹底した効率化を推進、プロセスそのものの見直しやAI活用を進めて例外対応や判断業務へと人材をシフトできる運用を実現させ、他のバックオフィス業務にも展開させていきたいとした。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社PFU プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000053253.html

生産性DX編集部

生産性DX編集部は、生産性向上に向けたDX活用の知見を、わかりやすく発信しています。経営や組織、働き方、テクノロジーまで幅広く取り上げ、生産性向上に取り組むすべての人に、中立的な視点で考えるきっかけや実践のヒントをお届けします。

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