AIが経営情報の橋渡し、少人数でリアルタイム経営管理を実現
株式会社HODL1(以下、HODL1)は2026年5月8日、自社で運用してきたノウハウをもとに、少人数でもリアルタイム経営管理を実現可能とする「AI経営管理エージェント」の外部提供を開始したことを発表した。企業内に分散する情報とバックオフィスをつなぎ、省人化とリアルタイム経営を叶える。
AIの業務活用を検討している企業は多いが、具体的な導入対象業務や運用設計が定まっていないケースも少なくない。このサービスはそうした企業や、複数のSaaS、業務システムを導入している一方、経営数値の集計や確認、照合、連携が人手頼みとなっている企業を主な対象にする。
とくに月次決算、管理資料作成、請求・支払確認、仕訳連携、内部監査対応などで担当者による手作業や属人的確認プロセスが残存している企業に対し、AIエージェントを活用した経営管理業務の省人化と高度化を支援するという。
AIエージェントはあらかじめ定めた目的や業務ルールに従い、情報を取得、整理、確認、照合、連携するといったプロセスを自律的に支援するシステム。複数のシステムやデータを横断し、これまで人が行っていた定型的な確認作業やシステム間の連携業務の自動化を支援できる。
HODL1の「AI経営管理エージェント」は、とくに現場と経営管理の橋渡し作業をサポートするものだ。企業の経営判断に必要な情報は、売上、KPI、在庫、請求・支払、仕訳など多岐にわたる。
これらのデータは現場に分散し、会計ソフトや経費精算システムなどを導入していても、すぐに経営判断へと活かせる状態にはなっていないのが通常で、多くは月次決算のたびに管理部門が人手で入力や整理を行っている。
同社は、こうした運用が手間の増大やリアルタイム経営管理の難しさにつながっている点に着目し、課題解決を図る。
「AI経営管理エージェント」は、既存システムを全置換するのではなく、すでに導入されているソフトやシステムを前提に、システム間に残る入力、確認、照合、整理、連携の業務をAIエージェントで支援することで、プロセスの円滑な自動化を叶える。
経営ダッシュボードによる数値の一元化に加え、請求書確認、仕訳連携、連結決算、内部監査などのバックオフィス業務を全面的にサポートし、省人化とリアルタイム経営管理を実現させる。

経営ダッシュボードの機能を拡張、業務を横断支援
具体的には、「経営ダッシュボード」として、経営指標、受発注、在庫、原価、売上、KPI推移などを一元的に確認できる機能拡張型のダッシュボードを整備する。
点在するデータを共通画面に集め、会社の状態をリアルタイムで判断・修正可能にするという。またAIエージェントが業務上のボトルネックを分析し、経営判断に資する助言を行う仕組みにもなっている。
仕訳連携では、経費精算、請求書、カード明細などばらばらのものから承認済みの仕訳を整理し、会計ソフトへの連携をサポートする。経費精算サービスと会計ソフトの間に残存する手作業を減らし、担当者の確認負担を軽減する。
連結決算では、複数法人体制で発生する作業の支援として、試算表データの取得、勘定科目マッピング、連結仕訳、連結貸借対照表、連結損益計算書の作成までを一連の流れで扱い、処理を簡素化する。
内部監査においても、規程、稟議、契約書、証憑、会計データなどを横断的に確認し、必要資料の収集やチェックをサポートする。定型的確認作業をAIエージェントにより補助することで、監査準備の負担を減らし、少人数体制でも重要な論点の確認にこそ時間を使えるようにする。
複数システムに分散したデータを一元的に確認可能とし、経営層がリアルタイムの情報をもとに判断できる状態を作り出す点に特色があり、それが既存のSaaSを利用したまま実現できることがポイントだ。
AIエージェントが確認や整理をサポートした内容は、人が確認・承認する運用を前提とする。AIエージェントの活用により、従業員は重要課題や例外事象の判断に集中できるようにする。
経営管理業務では機密性の高い情報を取り扱うため、企業ごとの管理体制に応じ、AIエージェントが参照する情報の範囲、操作権限、人による確認・承認プロセスがどこからどこまでか、整理した上での導入とする。
よってサービス導入においては、企業ごとの個別設計が行われ、初回のヒアリングから業務フローの整理、AIエージェントの作成、納品後の運用確認と段階的に進められるものとなる。
HODL1では今後、経営ダッシュボード機能をさらに拡張しながら、売上機会の把握、コスト管理、定型業務の自動化、ログ分析、API連携を活用した営業などの業務改善支援といった展開を順次進めていく方針とする。
また、自社グループでの運用を通じて得られた汎用的知見をもとに、管理業務にとどまらない企業のAIエージェント導入による自動化や売上向上支援を含めたサービス展開も視野に入れ、サポートを進めていくともした。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社HODL1 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000104109.html
